森口博の

早合点

その1         笑名 : 日々動乱之介

TOP

宗教は 99%が詐欺である

 私は 浄土真宗の 村の中で育った。西か東かは知らない。寺の坊主が
月に一回 仏壇の前に坐って訳の分からないことを 10分ほどつぶやいて
帰る。不思議な光景だった。仏壇に置いてある小さな紙包みを持ってい
く、不思議な光景だった。
 両親が小学校の先生で 父は後に校長になった。我が家の当主は 代々
アル中で 家には一斗樽(10升/18ℓ)がいつも置いてあった。横にねか
せてセンを抜くと 酒がチュロチョロと出るあれだ。父は 坊主が大嫌い
だった。夕食時に何度も坊主の悪口を聞かされた。校長時代 小遣いさん
今の用務員さんに「水」と言うと宿直室の一升瓶からヒヤ酒を湯飲みで
持ってきたそうだ。
 父の葬式は 我家の座敷で行った。私は正座ができない。村人たちと
向かいあって喪主席にあぐらをかいて坐った。となりにいた坊主が私の
膝を扇子の端っこでつついた。翌日 坊主を出入り禁止にした。

女は 99%がブスである

 最近 私は テレビで時代劇を一日に 7~8本見る。一年で3千本ぐらい
になる。楽しみ方の第一は 演出家とナレーターのアホ臭さを味わうこと
だ。商売柄仕方がない。時代劇に出てくる女は全員が美人だ。通行人も
おばあちゃんもだ。この業界の将来を思えば、これも仕方がないのかも
しれないが、こちらの脳みそが「女は美人」と思い込んでしまう。
 ある夜のこと 神戸の田舎道で踏切を止まらずに通り過ぎてしまった。
そろそろと思って 運転免許証の書換えをやめた。今はバスが交通手段だ。
ある日の午後4時ころ どどっと女子高校生 15~6人が載り込んできた。
全員が肩にスポーツバッグを背負っている。急に満員で騒がしく窮屈に
なった。
 顔を上げて驚いた。美人が一人もいない。全員がブスだ。中学生時代
を思い返した。女子 180人中 美人は ひとり半だった。

役人は 99%が悪人である

 悪人を捕まえるのが役人である。そいつが悪人だから困ったもんだ。
役人は社会を良くするための「知恵」を出してはいけないことになって
いる。決められたことをやるだけで、そこに「知恵」を加えると厳重な
業務違反になる。そこが人民と違うところだ。
 人民は儲けるためにたくさんの知恵を出す。それをやりたくない人が
役人 つまり公務員になる。だから 脳みそが社会経験を積まないうちに
採用してしまう。役人のほとんどが知恵遅れである。

執筆中

西日本年史センター

TOP
13